まだ実家に入り浸っている2017年1月。
母親からは”娘旦那”と呼ばれ、
「居ると家事が増えて困る」と言われていますが、
めったに帰らないので、
そうは言っても母の顔は嬉しそうに見えます。
今年のお正月はあまりにお天気が良いので、
なんだか、散歩をしたくなってきました。
家の回りを意識的に散歩するなど、はじめてかもしれません。
※家の二階から撮った写真。
実家は、千葉県市原市、鉄道マニアには人気の小湊鉄道沿線にあります。
田んぼと畑とビニールハウスが並ぶ、田舎です。
2キロ先の中学校が丸見えです。
前には電線しかないですから、
田んぼしかないけれど本当に景色が良いです。
日本各地をまわって思うのは、
日本の9割が田舎だということ。
田舎といっても色々種類はありますが、
都会でもない、観光地でもない、
日本は多分、ほとんどがそんな田舎で構成されています。
都会では探さ無いといけない大量のススキなんて
腐る程あります。
散歩の冒頭で、快調に枯葉だらけのススキ畑に入ってくと、
そこは突然、沼。
早速田舎の洗礼をうけて、散歩のスタート。
この写真の真ん中あたりに、かわいい小さなポストがあったのですが、
無くなっていました。
実家のある場所は、
一応ごく小さな団地なのですが、(団地といってもすべて一軒家の団地)
子供の頃に比べると更地が増えていました。
小学校に登って行く坂。
放課後や休日などは、門から入らず緑の丘を駆け上がって学校に入っていたのですが、
今見るとかなり急な傾斜で、
子供って、親が知らないところでかなり冒険してるよな〜と思いました。
小学校は山の上にあり、(一応城跡らしい)
緑に囲まれた(田舎なのであたりまえ)素敵な学校でした。
気になって帰ってから歴史を調べてみると、
創立は明治7年、歴史のある学校でした。
門入って正面にある100年桜は、今尚春になると満開の花を咲かせます。
小学校には、いくつかかなり大きな木があり、
その木の枝分かれしている中央部分は、
子供たちの遊び場でした。
好きな友達と木の中で話をしたりしたのを、
うっすら記憶しています。
“となりのトトロ”の世界観は、
田舎育ちの人にとっては、そう遠いものでは無いわけです。
学校が終わって坂を駆け下りていくときに、必ずこのガードの上を走っていました。
歩いていると、田舎あるあるにたくさん遭遇。
植物に絡み、朽ちた車。
昔使ってたガードレール、撤去されず中途半端。
何だかよくわからない瓦礫の山。
こいういうアパート。
人間だか動物だか分からないけど食い散らかし。
不思議な落し物。
風呂。これ本当田舎あるある。
不法投棄やめて看板。
直売所。(ここは自販機になっててハイテク!)
トラックターのタイヤの跡。
地蔵。
犬は、愛玩犬でなく、番犬。
汚いビニール袋。
荒れた竹やぶ。
霜柱のあと。
フンは分かるけど、毛捨てる人いるんだ??
おじさんたち。
さて、私の地元といえば小湊鉄道。
ここが、私の家の近くで一番綺麗な眺めの場所だと思っている。
あんまり魅力的に撮れなかったのは冬のせいにしよう。
風の音がうるさいですが、こんな感じ!
電車(あ、電車じゃない。)でひと段落したら、
ふと、昔よく遊んだ公園を探してみようと思いました。
探しながら思ったのですが、
歩いているエリアはいまだによく夢に出てくるのです。
頭では現実とはちょっと違う風に描き変えられていますが、
よく出てくる場所でした。
ジグザグに歩きましたが、そんなに人とは出くわさず。
同級生にばったり会ったら面白いな〜なんて思っていたのですが。
そして、公園、見つかりました。
予想よりも自分の家に近い場所にありました。
昔はいろんな遊具がありましたが、今は綺麗なジャングルジムだけになっていて
あまりの記憶との違いに、ちょっとがっかり。
この看板は昔からあったかも?
公園を歩きながら、ふと神々しい方に目をやると、
神社らしきものが。
なんと、神社があるでは無いか。。
歩いて10分もしない場所なのに、記憶からこぼれ落ちていた。
とても小さな神社で、
極近い地域の人しか来なそうではあったけれど、
なかなか手入れがされていました。
家に帰ってから、公園と神社を発見したことを家族に伝えると、
姉は両方知っていた。
しかも、この神社の絵を描いて何か賞をとったらしい。
だから覚えているのか。笑
そうそう、公園からこの坂を自転車で下っていくのが気持ち良かったっけね。
そして下りの途中で、方角の違う友達と高速でバイバイをする。
思い出してきたー!
、、ところで、タイムリミットがきたので、帰宅。
実家の玄関では、わけの分からない組み合わせでいろんな子たちがお出迎え。
散歩終了。
としたいのですが、もうひとネタ。
こういうところありませんか?
商品なんでしょうけど、もうゴミにしか見えない
リサイクルショップ。
ここ、一度火災に見舞われているのですが、(おそらく放火?)
いつのまにか復活して、物量も以前に増して増えているように見えました。
車で5分ほどのところで、国道沿いなので、わざわざ止まることもないのですが、
この人が見えて、すんごい目立っていたので、止まってしまいました。
仙人!
このショップを守る仙人。
いや、売り物だ。
すごい存在感。
いくらなのか気になったけれど、日に浴びすぎて金額見えず。
怖いので写真だけとってそそくさ帰ってきた。
家に帰ってから話をすると、
なんと、お母さん、ここで買い物したことあるって。笑
※今年のお正月は夕方はいつもこんな空。右にちょこっと見えるのは富士山です。
久しぶりに、先入観なしに地元を歩いてみると、
いろんな発見がありますね。
別に必要な情報でもないですが、
なんだかノスタルジックで優しい気持ちになりますよ。
皆さんも是非。
おっと、私の自撮りファンに向けて一枚。
あ、あけましておめでとうございます!
photographer SHAR
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