
私は本当にいろいろな物をたくさん購入してきたと思います。
今は捨てる時のことを考えるようになり、物を買う機会が大幅に減りました。
物質主義になり過ぎたく無い、と思う今でも
お気に入りを手に持てる喜び
いつでも目に入る場所にお気に入りを置く喜び
人間から取り省くのはとても難しいことと思います。
そしてわざわざ取り省く必要も無いと思います。
家から出ない生活の中で、
うちにあるお気に入りを写真に残してみようと思いました。
“撮りたいと思えるほどの物”は案外少なく、、
私は、招き猫と、最近作った写真集と、夫の描いたメモ。


夫は、レコード2枚、横山裕一のイラスト集、
そして本人が勝手に「ケンタッキーフライド貯金」と名付けている
カーネル・サンダースの貯金箱。



写真にすると、どこかで買った物だったはずが、
一つ新しい作品になる感覚です。
家にある物なのに、
更に写真にして壁に飾る現象が発生しそうです。
物には魂が宿るとよく言いますが、
愛情のプラスの因子は分子レベルで物にも伝わり
まるで生きて自立しているかのような輪郭を放つ。
私は何かを捨てる時、それが思い出のこもった大切なものであれば
写真に撮ることがあります。
それはたぶん、捨てる罪悪感を減らすためです。
物を写真に撮るということは、
いずれにせよ、物を大切に思っている証拠です。
人間は物に執着する不思議な生き物。
行きすぎぬよう、でもこれからも嗜みたいなぁと思います。
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