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山口県パート1

今年9月、思いつきで山口県へ向かった。

本州最南端は、なかなか魅力的な土地だった。

その中でも、一番行きたいと思っていた場所が

秋吉台。

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※こちらはwebサイトから拝借した画像。

日本最大級のカルスト台地である。

漫画の”漂流教室”のような異様な雰囲気で

緑の中に岩がゴロゴロしている風景で

おきまりの一人旅自撮りスポットとしては

一番楽しみにしていた。

の割には、いろいろな理由があって観光の順番を最後設定していた。

のがまずかった。

秋吉台に行く以前にいろいろと見たい場所の位置関係を間違えて把握しており、

行ったりきたり、お昼も食べれないまま、予定の1時間以上もロスをするルートで

ドライブをしていた。

余談だが、山口県の田舎道は、ドライブには最高の場所だ。

車少ない、勾配ひどくない、道それなりに広い、

60kmくらいで悠々と走らせたら最高。

ドライブ好きにはかなり楽しめる道が続く。

だが、秋吉台へ向かう私は、60kmで悠々と走らせてる場合じゃなかった。

スピードは言えないが、それなりに飛ばして秋吉台へ向かった。

秋吉台に到着したのが17時半。

日が落ちるまで一時間。

秋吉台到着。

広い。

広すぎる。

どこに車を停めたら良いかもワカラナイ。

適当に中央くらいまで登り、

適当に駐車場に停め、

適当に歩けば、それなりに岩があるだろうと。

適当に山道を選び、適当に歩きはじめる。

駐車場にも人はほとんどいなかったが、

歩きはじめたら、

一人もいなかった。

細いあぜ道は、幾度となくいろいろな場所で分かれている。

膝丈以上ある草をかき分けて進む。

岩が全然近くに見えてこない。

何度も分かれ道があって、

帰り道がわからなそうになってきた。

迷わないよう分かれ道があるたびに写真を撮っておいた。

ここ、最近誰も通ってなさそう。。

と言うくらい、草が道に入り込んできていて

歩くのも大変なあぜ道が続く。。

私に残された時間は戻る時間を含め

1時間。

18時までしか進めない。

それ以上進んだら、戻ってる間に暗くなってしまう。。

こんなに気色悪い場所が暗くなったら最悪。

もう戻ろうか。。

いやあと少し行ったら、岩ゴロゴロしてるとこ出てくるかも。。

いや、もう戻ろうか。。

いやあともう少し。。

せっかく来たのに。

しかも三脚まで背負ってきてるのに。

自撮り一枚もしないで帰るなんて。

悔しすぎる。

あともう少し。

ああ、駐車場が遠くなる。。

まじで帰れるかしら。。

いや、あともう少し。

とこんな感じな私の精神。

そんな不安満載な精神に追い打ちをかける出来事。

ふと自分の体を見ると

なんと、、、

虫だらけではないか。。

「ウォーーーーーーーーーーーーー!」

と、本当に驚くと、

キャーという叫び声は絶対に出ない。

私の体は顔から足まで全て小さな黒い虫に

侵されていた。

奇声を発しながら、

虫をはらう。

はらいまくる。

しかしキリがない。

それでも進む。

18時までは進んでみる。

なんとか絵になりそうな岩が見えてきた。

しかし遠い。

もう少し進もう。

進む。

あぜ道に入り込む草が腰丈以上になっているのが見えた。

あ。もうやめよう。

私の精神の限界だった。

晴れていれば夕日でいい怖い雰囲気もなかったかもしれないが、

天気はどよん。

全然納得いかないが、ギリギリ絵になりそうな場所で三脚を据え

セルフポートレート。

IMG_9199

可能な限り虫をはらってから撮影。

無事日が落ちる前に下山。

IMG_9215

結局今回は、

虫と、草と、時間と、恐怖と、

戦い続けた散策だったが

納得いく写真撮れず。

秋吉台はリベンジリスト入りしてしまった。

私の異常なまでの、

「いい景色の中でのポートレート」への欲求が

一体どこから来るのか

毎度毎度、自分が一番不思議に思っている。

平和な旅もあるが、今回のように戦う旅も、わりとある。

山口県パート1完。

一応パート2までは確実に用意しているが、確実に書くかはわからない。

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