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男はつらいよ お帰り 寅さん

  • 執筆者の写真: fungraph1
    fungraph1
  • 2019年12月11日
  • 読了時間: 2分

来年1月、3年ぶりに個展を行うことになりました。

題材を何にしようか考えた時、今自分が考えていることを書き出してみました。

今年、結婚という節目を迎え、

生きて行くとはどんなことか、改めて考える機会が多くありました。

生きることを考える時、同時に死ぬ意味も考えますが、

私自身は最近、しっくりくる答えが見つかった気がします。

ひとりの生き様は、死んでもなお、人の記憶や無意識の中に残るのだなぁと。

ありきたりの言葉であるし、きっと先人たちは皆そのことに気付いて生き、

そして死ぬのではなく、今も私たち現代人の中に生きているのだなぁと。

私たちは、自分のために生きるのではなく人のために生きている。

まさにそんなことを描いている映画を今日観ました。

父が幼い私を連れて『男はつらいよ』を度々映画館へ観に行く。

30年経った今日、私は『男はつらいよ お帰り 寅さん』を観て涙する。

これは私だけの涙であろうか?

私がとる、一挙一動すべてが、誰かに伝わり残って行く可能性がある。

「子供を産む」とは、わかりやすく自分の分身を作ることのようだが、

子供に限らずとも、自分と共に過ごした人のなかに自分が残っていくのであれば、

出会う人全てが分身でありうるのかもしれない。

だからこそ、自分のとる行動には意志を持っていたい。

個展のタイトルは

『嬉しいは調和』

これは、独身時代最後の私の大発見でした。

嬉しいと感じる時、そこにはいつも調和がある。

この世にある、私が見つけることができた僅かながらの「調和」を展示できる場になればと思っています。

2020年1月14(火)から1月19日(日)まで

会場は、『嬉しいは調和』とひらめいた“わとや”にて。

空間が広く美しい”わとや”にて、のびのびと!!!

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